残留塩素測定器の選び方

当社の残留塩素測定器は4機種をラインナップ

いったいどれを選べば良いのだろう?

鈴研の残留塩素測定器は4種類をラインナップ。
それぞれ、種類別、錠剤タイプ別、測定範囲別で商品が多岐に分かれ複雑に思われますが、以下3つのステップで欲しい残留塩素測定器を特定できます。

STEP.1測定器の種類を選ぶ

測定器の特徴を図にまとめると?

STEP.2測定器で計測できる測定範囲を知る

STEP.1では使いやすさや、コスト、精度などの視点で測定器を選んでいくのに対し、
STEP.2では実際の検査で必要な測定範囲を調べ、対応できる測定器の種類を確定します。

デジタル式

濃度(mg/L) 0.05 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.7 1.0 1.5 2.0 10 30 40 50 70 100
測定可能範囲

測定範囲:0.00~3.00mg/L程度 (表示分解能0.01mg/L)

ダイヤル式

濃度(mg/L) 0.05 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.7 1.0 1.5 2.0 10 30 40 50 70 100
型名-【1】
型名-【2】
型名-【3】
型名-【4】
型名-【5】
…遊離残留塩素 …総残留塩素
ダイヤル式測定器の測定範囲と使用業種の例
型名 用途例 測定範囲mg/L
型名-【1】 全業種 0.05~2.0
型名-【2】 プール ※1・公衆浴場・食品衛生 0.2~100
型名-【3】 プール・公衆浴場 ※2・食品衛生 0.2~50
型名-【4】 公衆浴場 ※2 0.1~ 2.0
型名-【5】 浄化槽 0.05~2.0

※1 腰洗い槽の高濃度の塩素濃度が測定可能です
※2 厚生労働省健康局生活衛生課がレジオネラ菌対策として推奨する塩素濃度0.2~0.4mg/Lの範囲が測定可能です

簡易型

濃度(mg/L) 0.05 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.7 1.0 1.5 2.0 10 30 40 50 70 100
型名-【1】
型名-【4】
型名-【5】
型名-【10】 ※10/30/50/100/150/200/300/600まで対応
…遊離残留塩素 …総残留塩素 …高濃度残留塩素
簡易型測定器の測定範囲と使用業種の例
型名 用途例 測定範囲mg/L
型名-【1】 全業種 0.05~2.0
型名-【4】 公衆浴場 ※ 0.1~ 2.0
型名-【5】 浄化槽 0.05~2.0

※厚生労働省健康局生活衛生課がレジオネラ菌対策として推奨する塩素濃度0.2~0.4mg/Lの範囲が測定可能です

アクアシリーズ

タブ・ミドル・ハイを揃えれば、あらゆる範囲の測定が可能です!
ドクロ先生

配管内に貯まった水は塩素が飛んでしまっているから、測定の際は蛇口から数秒間、水を出してから測ると正しい値が得られますよ。
また、家庭用浄水器のフィルター機能のチェックには、残留塩素の有無が1つのバロメーターになります。

STEP.3試薬タイプを選ぶ

下記より、お客さまにあった試薬をお選び下さい。

錠剤タイプ

錠剤なのにすぐ溶けるラピッドタイプ。
濡れた手のままでも取り出しが可能なので、室内・屋外とフィールドを選びません。

※ラピッドタイプ錠剤はデジタル式測定器には使用できません

  • 使用期限
    3年
  • メリット
    扱いやすい錠剤試薬
  • デメリット
    デジタル式には使用不可

分包タイプ

すぐに溶け、クリアな発色。デジタル式測定器にも使用可能。

  • 使用期限
    1年
  • メリット
    クリアな発色
  • デメリット
    風が強い屋外では使用が困難

瓶入りタイプ

パウダースケール

徳用ビン入りで測定コストを大幅に削減。
パウダースケール(別売り)を15g、25g用ビンに取り付けるだけで、小さじ一杯分をプッシュアウト。
5cc用セル、10cc用セルへワンタッチで試薬投入可能。

  • 使用期限
    1年※開封後はお客様の保管状況によります
  • メリット
    徳用サイズでコスト削減
  • デメリット
    保存状態によって使用期限が左右されてしまう
ドクロ先生

このように、
STEP.1で測定方法を選び、
STEP.2で測定範囲を選び、
STEP.3で試薬タイプを選び、
組合わせの結果お好みの製品が確定する流れとなります。
例えばダイヤル式の製品名:DT-1や簡易型測定器:SP-4の場合、

  1. 1D =測定方法がダイヤル式(ダイヤルのD)
    S =測定方法が簡易型(簡易=シンプルのS)
  2. 2T =試薬タイプが錠剤(Tablet錠剤Powder粉末分包Bottle粉末ビン入りの頭文字)
  3. 3-1=型名(測定できる濃度の範囲)

のような表記となっています。
再度、製品ページを見ていただき目的の測定器に出会ってください。
不明な点はお気軽にお問合せくださいね。